安藤製作所では、高品質な製品を着実かつ安定的に社会に供給するため、各種の資格を保有する技術者・技能者が、全力でものづくりに取り組んでいます。代表的な資格の概要について、ご紹介します。
<管理系の資格>
建築鉄骨製作を総合的に管理する能力を認定する資格。製作工程の検討をはじめ、鋼材の発注や加工、組立、溶接、検査、塗装、発送、現場施工までを一貫して管理する。 構造設計や加工技術、品質・安全管理、建築法規等、広範な知識が求められる。
建築鉄骨製作における重要工程の一つである溶接について、総合的に管理する資格。各種溶接法や金属材料、溶接構造力学、工程計画など、広範な知識を求められる。建築のほか、橋梁や圧力容器、プラントなど、多様な分野で必要とされている。
建築鉄骨製品の寸法精度や、外観を検査する能力を認定する資格。製品の命である、加工精度の合否判定を行う。鉄骨構造や溶接、材料に関する幅広い知識に加え、精密かつスピィーディーな検査技術を身に付けることが求められる。
建築鉄骨製品の溶接部の品質を確認する、超音波探傷検査を行う技術者の資格。超音波を利用した検査装置を用い、外部から目で確認できない溶接部内部の欠陥を見つけ出す。超音波探傷や溶接の深い知識と、経験に裏打ちされた技術力が必要。
<技能系の資格>
溶接棒を用いて行う、最も基本的な溶接技能の資格。建築鉄骨製作では、材料の仮付や現場施工など、様々な場面で活用される。比較的シンプルな資機材を用いる溶接方法だが、その分、溶接部の品質の良し悪しは、技能者の技術力に左右される。
自動的に溶接ワイヤを供給する装置の付いた「半自動溶接機」を用いて行う溶接技能の資格。建築鉄骨製作では、数10mmのいわゆる厚板の溶接や、部材同士の接合部の溶接などで使用される。溶材が自動供給されるため、安定的な溶接が可能。
主要資格者一覧 (2021.4.1現在)
分類 | 名称 | 人数 | |
管理系 | 鉄骨製作管理技術者 | 1級 | 6 |
2級 | 2 | ||
溶接管理技術者 | 1級 | 2 | |
2級 | 1 | ||
建築鉄骨製品検査技術者 | 5 | ||
鉄骨工事管理責任者 | 2 | ||
建築鉄骨高力ボルト接合管理技術者 | 2 | ||
溶融亜鉛めっき高力ボルト接合施工技術者 | 1 | ||
建築鉄骨超音波検査技術者 | 1 | ||
非破壊試験技術者 | UTレベル2 | 3 | |
技能系 | AW検定 工場溶接 | 鋼製タブ | 2 |
代替タブ | 2 | ||
アーク溶接適格性証明 | A-2F | 8 | |
すみ肉溶接適格性証明 |
SFill-F | 5 | |
SFill-H | 5 | ||
SFill-V | 4 | ||
半自動溶接適格性証明 | SA-3F | 7 | |
SA-3H | 5 | ||
建築鉄骨ロボット溶接オペレータ | 2 | ||
エンドタブ施工講習 | SA級 | 1 | |
A級 | 2 | ||
溶融亜鉛めっき高力ボルト接合施工技能者 | 4 |