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完全週休2日制を導入

 安藤製作所は今年度、完全週休2日制を導入した。これまで110日程度だった年間休日が、126日程度まで増加する。

いわゆる「働き方改革」の取組の一つ。無駄を無くし、効率的に生産して利益を生み出すため、CADシステムの活用や生産設備の更新に加え、様々なデータ解析手法も活用するなどして、実現にこぎ着けた。

背景には、主要な取引先の間でも完全週休2日を目指す動きが強まっている、という実情もある。会社の内外で、実施可能な条件が整ってきた、と判断した。

かつての日本社会では、「たくさん働けば働くほど良い」とされ、長時間労働を美徳とする風潮があった。しかし現在では、労働時間を一定レベルに抑えながら効率的に生産し、利益を上げることを目指す会社も増え、休日数も多様化してきている。

厚生労働省が行った「令和5年就労条件総合調査」によると、年間休日の平均は110.7日。売上アップや事業拡大を重視するため、年間休日数は一定レベルに抑える企業もあり、会社の経営方針によって、判断が分かれているのが現状だ。建築鉄骨業界だけを見ても、各社の実情や判断により、年間休日数はまちまちとなっている。

安藤製作所では、引き続き、休日数の確保に加え、残業をしなくて済む工程管理の徹底なども含めた効率的な働き方を模索し、生産性向上に取り組む方針だ。